2013年4月19日金曜日

マットレスの選び方〜その4 マットレスの種類

ボンネルコイルマットレス




 低価格、しっかりとした弾力性の一般的なスプリングマットレスです。コイルスプリングマットレスと違いバネが連結されているので、一カ所沈むと一緒に全体的に沈むタイプです。










 ポケットコイルが体を「点」で支えるのに対して、ボンネルコイルマットレスは「面」で支えるイメージです。ボンネルコイルマットレスは、基本的には固めのマットレスが多いです。ビジネスホテルなどで採用しているのもこのボンネルコイルマットレスが多いです。

メリット

 安い割に耐久性があり、しっかりメンテナンスして使えば10年以上持ちます。畳や床で寝ていた方は寝心地が似ているため、ベッドを初めて買う方でもそんなに寝心地に違和感を感じることはないと思います。
 
 寝心地をより畳や床に近づけるにはマットレスの上に敷き布団を敷けば似たような寝心地になります。私は、畳で寝ていて初めてベッドにしたときにマットレスの上に敷き布団を敷いていましたが、柔らかすぎて途中でマットレスに敷きパッドだけ敷いてカバーをかけて寝ていたことがありましたが、この辺は好みだと思います。

デメリット

 一カ所の振動が全体に伝わるため、クイーンのベッドなどの大きなベッドで夫婦や子供と寝ているときは、後からベッドに入ると先に寝ている人に振動が伝わり起こしてしまったり、寝返りをうったときの振動が伝わってしまいやすいというのが難点です。

 また、体のいくつもの加重を面で受け止めるため頭、背中、腰に負担がかかり易いという面もあります。



ポケットコイルマットレス


 
 バネが独立していて、それぞれ袋に入っているものがたくさんマットレスの中に入っています。ボンネルコイルマットレスよりちょっと高級なランクのマットレスはだいたいポケットコイルマットレスです。










 ボンネルコイルマットレスが体を「面」で支えるのに対して、ポケットコイルマットレスは体を「点」で支えます。

 ボンネルコイルに比べてポケットコイルの方がバネの数が多いです。ボンネルコイルが約210本程度に対してポケットコイルは約500本以上のコイルで体を支えてくれます。ポケットコイルマットレスは「バネの数」「詰め物」「コイルの太さ」「コイルの長さ」「コイルの巻き数」など様々な要素によって寝心地が変わってきます。

 ネットで買おうと思っている人も出来れば一度最寄りの家具店に行ってポケットコイルマットレスの寝心地を確認してみると良いと思います。

 コイルの数はシングルのサイズでは450~650本くらいのコイルが使われていて、これらのコイルは1つ1つ丁寧に袋に入れられています。中にはコイルの数が1000本を超えるマットレスもあるらしいです。コイルの数は多いほど、体と接する点が多くなり体にフィットした寝心地を体感できるようになります。

メリット

 独立したバネで体を支えるため頭、背中、腰の加重がかかるところだけ沈み込み、体型や姿勢に合わせてフィットし、自然な姿勢で寝られます。

 バネが一つ一つ独立したものになっているため、振動が伝わり難いようなつくりになっています。一つのマットレスで夫婦や子供と一緒に寝る方は寝る時間が違って後からベッドに入っても先に寝ている人を起こし難いのはポケットコイルマットレスの良いところです。他に、振動が伝わり難いので隣で寝ている人が寝返りをしても気にならないので、寝返りが気になる方はこちらが良いと思います。

 ポケットコイルマットレスの中にはマットレスの上で暴れてもマットレスの上においたグラスが倒れないようなものもあります。

デメリット

 ポケットコイルマットレスはボンネルコイルマットレスと比べて床や畳のように平面の寝心地とは違うため、初めてベッドを使う方は違和感があると思います。体に合えば良いですが、値段もボンネイルコイルマットレスに比べて高いです。

 ポケットコイルマットレスはマットレスの中に袋に入れたコイルが沢山詰まっているためボンネルコイルマットレスに比べて湿気が抜けにくいです。鉄筋コンクリートのマンション、特に完成したばかりの鉄筋コンクリートは完成後2~3年はコンクリートが湿気を放出するので部屋に湿気とりを置いておきましょう。

 ポケットコイルマットレスは体に合った形でコイルが沈み込むため夏場は多少暑く感じるかもしれません。そのため、通気性を高めたSOLP3のようなポケットコイルマットレスも最近は出来てきています。

 ポケットコイルマットレスは一つのコイルで重たい箇所を支えることがあるため、ずっと使い続けていると同じ場所のコイルが弱くなりそこだけ沈み込む場合があり、そうすると腰に負担がかかってしまって腰痛の原因になります。そうならないためには、コイルが痛んだら買い替えるかマットレスを裏返して使ったりしてローテーションをする等のメンテナンスに気をつけましょう。


 ポケットコイルマットレスは元々ベッドメーカーのシモンズが商業化の開発をしました。シモンズのホームページによると、

▼シモンズによるポケットコイルマットレスの歴史▼
 1870年創業のアメリカのベッドメーカー・シモンズ社は、マットレスの品質こそが眠りの質を決定づけると考え、伝統的な手法と最先端技術を融合させながら、研究を重ねてきた。 
 その情熱が実を結び、1925年にシモンズ社のトップエンジニアであるジョン・フランクリン・ゲイル氏はワイヤーを巻いて袋状の布へ個別に素早く封入するマシーンを設計し、ポケットコイルマットレスの商業化に成功した。
 1964年にシモンズ社が日本市場に進出し、その後、シモンズ社はもとより、日本初のベッド製造会社の日本ベッド社、全米ホテルのベッドシェアNo.1のサータ社とライセンス契約を結んでいるドリームベッド社などにより日本人の体型・体質にあったポケットコイルの研究がなされ、スプリングマットレスでのポケットコイルマットレスのゆるぎない地位が確立されてきた。 
 現在でも、コイルの線径、太さ、長さなどを変えることにより、色んなタイプのポケットコイルのマットレスが開発され続けている。




ノンコイル系マットレス

 低反発マットレスや高反発マットレスなどのマットレスです。こちらのマットレスは基本的にはそんなに厚みのないものが多いですが、素材や種類がたくさんあるマットレスです。

メリット

 コイル系のマットレスと比べてノンコイル系はたたんだりできるような形を自由に変えられるものが多いため、部屋が狭い方や毎日布団をしまう方には便利だと思います。

 ポケットコイルは点で体を支えてくれるイメージですが、低反発マットレスは「包み込む」ような感じで支えてくれます。


デメリット

 低反発マットレスは、最初の間隔はとても柔らかくて気持ちが良いですが、寝るときはまた別です。体を沈みこんで包むため、体とマットレスの密着度が高く通気性も悪く汗をかきやすいという面もあります。

 体に密着しすぎるマットレスだと寝返りがうちづらく体の凝りが悪化する場合もあるそうで、最近は低反発より高反発を薦める人も多いです。

 コイル系のマットレスと違って痛み易いので買い替えサイクルが早くなります。



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